本来の自分で生きる!アラフォー主婦のブログ

アラフォー主婦のあかやま くま子が綴る日常と、私が良いと思ったものなどのレビュー記事。よろしくお願いします。

おかあさん

私は母を、恨んでいた。

 

それはかつて。子供のころ。

4歳で脱毛症になり、小6で急に悪化し中学からウィッグ生活…。

 

 

なぜ、普通に産んでくれなかったのか、と。

完全なる逆恨み。そして八つ当たり。

だいぶしつこく恨んでいた。

 

今思うと、ほんとアホみたい。いや、みたいじゃないな。ただのアホ。

親のせいではないのに、親のせいにして現実を真っ直ぐに見ずに正当化していた。

 

こんな風になったのは、私のせいじゃない。だから、私は親に八つ当たりしていいんだ、と。

自分で自分が腹立たしくなるが、そう思っていたのは事実だ。

 

病気になり、苦しんでいるのは自分だけ。

なんて可哀想なワタシ。と、不幸に浸っていた。

 

だけど、親も苦しんでいた。それを知ったのは、私が子供を産んでから。

 

子供を産んだら、やっと親の気持ちを察する事が出来た。

「お母さんも、辛かったんだね」

そう、母に言ったら、ぽつぽつ話をしてくれた。

 

一番最初に地元の皮膚科にかかったら、脱毛は親のせいと言われたこと(私の場合自己免疫性の脱毛症のようなので、原因は不明です。ストレス関係あるかどうかもわかりません)。

先生曰くストレスが原因だと。

 

周りの人にも、

ストレスなんでしょ?

可愛がってないの?

愛情足りてないんじゃないの?

そんな心ない言葉は、日常茶飯事だったようだ。

 

果ては、お参りしないから娘が病気になるんだと、信仰宗教の勧誘まで。

 

 

全く知らなかった。

初めて知った時は驚いた。父や母もまた、苦しんでいたんだな、と。

 

 

母はそんな私を、育てやすかったと言う。

脱毛症の子。育てやすいとは思えないんだけど、病気の苦労は一切カウントしてないらしい。

病気を差し引いて考えても、私は育てやすかったということのようだ。

 

 

 

今、私の子供たちを、目の中に入れても痛くないくらい可愛がってくれている母。

リウマチになり身体の自由が利かなくても、自分にできることをやるための努力を惜しまない母。

趣味や自分の楽しみも少しずつ増やし、続けていける母。

すごいなと、思う。心から。

 

母は思いやりが強い。

だから、時々裏返って心配性になる。

そのせいでたまに喧嘩もする。

 

 

母への感謝は日頃から伝えているつもりだけど、感謝は何度だって伝えた方がいい。

 

 

もうすぐ母の日。

 

プレゼントをして自己満足するのではなくて、心から感謝を伝えたいと思う。

 

照れ臭いけどね。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

今週のお題「おかあさん」